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本拠地、宮崎へ戻る
宮崎へ戻ります。
わずか半年ながら、深い思い出が織り込まれている宮崎です。
帯広から一転、常夏の景色が私たちを迎えてくれます!!
座学生からフライト学生になって、一番の驚きは、宮崎空港の飛行機の離発着の多さでした。
ここは帯広を経験して初めて感じる、フライト学生ならでは気持ちでしょう!!
こんなに飛行機が降りてきたら迷惑掛けちゃうよ、、、
すでに不安です、、、
また全体を通して、宮崎フライト課程が一番の山場と言われています。
帯広までは自家用レベル。これからは事業用レベル。つまりプロです。
ですので訓練中はプロになるんだろ?!
っという教官の言葉をよく聞きます。
宮崎でのフライト訓練が始まる
訓練が始まります。
飛行機の数や環境などこれまでより一段階レベルアップし、エアラインパイロットに近づいていることを実感できるでしょう!!
北海道は田舎だったので、全体的にのんびりしていても誰にも迷惑をかけずに済みましたが、ここでは違います。
旅客機に迷惑を掛けると航大と航空会社がもめることになります。お客様にも多大な迷惑となります。
また管制も早口で多くを処理していて、入る隙を見つけなければなりません。
そして九州地方のフライトに慣れ始める頃には宮崎以外の空港に行きまくります。
宮崎から鹿児島なんて近すぎて着陸の準備が間に合いません、、、
離陸から30分くらいで到着です、、、(笑)
世界が少しだけ小さくなる瞬間です。
とパイロットぽいことをし始めると
二生地ソロフライトという壁が見えてきます。
前回までのソロフライトは出発空港の周辺を飛行するだけでした。
生地フライトは一味違います。
生地フライトとは
出発空港から他の空港にいくことです。生地飛行がパイロットの醍醐味でしょう!!
初フライトをしてわずか一年余りでこのレベル(2ヶ所の他空港に1人で行って帰ってくる)ことになるわけです。
当然大変な訓練になります。
★二生地ソロのための訓練が始まります
この訓練までにそこそこの期間、飛行機を飛ばします。
2か月くらいでしょうか。
そうすると他空港に行きはじめます。
帯広でもこの経験はあるので、記憶と先輩から資料をもらって日々準備に明け暮れます。
ここでの訓練はVFR(有視界飛行)となるため、天気によって行けないこともしばしばあります。
【パイロット】VFRとは?綺麗な景色が楽しめる?!
ですので天気が微妙であれば、複数の空港に行けるように前日に準備をします。
それでも行けないときは近場でタッチアンドゴーなどをします。
準備量が半端ないです、、、
1つの他空港に問題なく、行けるようになると1日に2つの空港に行くことになります。
一歩一歩、着実に成長です!!
訓練で行く他空港は主に以下の通り。
- 鹿児島
- 大分
- 長崎
- 佐賀
- 熊本
- 種子島
- 屋久島
楽しみですね!!
この中から2つ選んで距離が540キロ行くように計画するのが二生地フライトです!!
オーソドックスなルートは
①宮崎→長崎→佐賀→宮崎
②宮崎→長崎→鹿児島→宮崎
順番はどうであれ、長崎・佐賀・鹿児島を選ぶことが多いです。
九州に親戚や友人がいれば見に来てくれることもあります!!
【感想】最初で最後のソロ生地飛行は?
まず感動しました!!
車の免許を取って、はじめて1人で遠くまで行った感覚に近いです!!
ただし車とは違って、その時々の瞬間に適切な判断(雲をどのようによけるか?他機はどこにいるか?機体の調子はどうか?風はどんな状況か?ルートは適切に飛行できているか?)を下す必要があるので疲れ方は尋常じゃないです。
しかしそれだけに最後宮崎についたときの達成感は大きすぎました!!!
私は2、3日訓練が手につきませんでした。
本当に良い思い出です!
次回はエピソード③今日からプロパイロット!!事業操縦士!!
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