フライト編のエピソード!
今回は入学してから約1年半に渡って目指してきたプロパイロットになるまでのお話です!
前回までの記事はこちら!↓
【フライト編】エピソード①ドキドキのファーストソロ!!いざ帯広の空へ!
【フライト編】エピソード②九州を飛ぶ!人生最後?ソロ生地飛行!
エピソード③今日からプロパイロット!!事業用操縦士!
航大に入って最も大きな目標となる、事業用操縦士の免許取得。
では一体、事業用操縦士とはどういうことを言うのでしょうか?
事業用操縦士とは?
事業用操縦士とは?
事業用操縦士とは、遊覧や報道といった報酬目的で使用する場合や、航空会社で副操縦士として航空機を操縦する場合に必要な資格です。(エアラインの飛行機はこの免許だけでは乗れません。この免許以外に型式というものが必要になります。)
しかしパイロットとして生きていける免許を取ったことには違いないです。
面接でも使える?CPLを取るメリット!
事業用操縦士の試験はプロパイロットへの入り口に立てるかどうかのとても大きな試練です!!
宮崎から先輩たちの背中を見て、大変さはちょっとはわかっているけれど、いざその立場になるとまた違った見え方になります。
訓練中の心境はこんな感じでした。
緊張、緊張、緊張
不安、不安、不安
って感じです。
全部ネガティブですね(笑)
でも安心してください。
みんなそんなものです。
そしてそんな時は100%のパフォーマンスは発揮できません。そんな状態で訓練を続けながら、ベストではないけれどベターなフライトが次第に出来るようになります。
そんなこんなで審査当日が迫ってきます。
審査
自分なりにいつも通りのことができるように、日々緊張感を持ってフライトすることが大切です。
内容
審査の内容は以下の通り。
- 口述
- ローカル(エアワーク+タッチアンドゴー)
- ナビゲーション
これらを3日間で行います。
3日間、、??
内容が多すぎてえげつないのよ、、、
それもそのはず1年半分の集大成だからね。
私の時はこの審査さえ受かれば卒業はほぼできるってなってたから。
ざっと見ていきましょう!
口述→飛行機のシステムや法律など、基本となる知識が質問されます。大体1時間くらいあるでしょうか!
ローカル→飛行場周辺でタッチアンドゴーや飛行機のマニューバーを審査されます。この間ももちろん雲から離れて科目をこなさなければいけません。それが難しかったりします。
ナビゲーション→審査官に指示されたルートで計画表を作成します。指示されてから、ルート完成+その他の準備まで1時間というかなりタイトな審査で、他空港に行って戻ってくるというかなり長いフライトになります。
厳しい、厳しい戦いになりますが安心してください!!
審査はこれまで訓練を共にしてきたバディーと受けます。
バディーが出来る限りのサポートをしてくれます!
これが心強いです。
そして3日間の戦いを終えると、、、
合否発表です!!!
今日から事業用操縦士!プロの仲間入り!!
この日の合格はとんでもないです。
実際に体験しないとこの感動はわかりません。
航大に合格したときも嬉しさは言葉にならないですが、みんなで勝ち取った合格。
私も同期が合格して泣いているのを見て、泣きました。
この合格を目指して、来る日も来る日も指導していただきながら、時にはめげそうになりながらみんなで頑張ってきたのです。
「もうパイロットになるのをやめよう。」
そんな風に思ったのも一度や二度ではないです。(恥ずかしながら)
それだけ大変な訓練なのです。
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