航大OBが教える!航大生のちょっと特殊な就職活動!!②

航空会社 就職活動 航空大学校 航大生活
この記事は約3分で読めます。

続いて就職活動における採用の順番と

航大生の各航空会社の割合を見ていきます。

前回の記事を読んでいない人はこちらを参考にしてください。

航大OBが教える!航大生のちょっと特殊な就職活動!!①

就職活動の順番

会社が採用を行える順番は

過去5年間にわたる航空大学校への貢献度によって決まります

どういうことかというと。

過去5年間に卒業生を何人採用したかということです。

航空会社は航大生を1人採用するのに

1000万円を払わなければならず

採用者が多い会社ほど

このお金を払っています。

一般的に事業用~計器のライセンスまで一通り取得するのには

2000万円かかると言われており

残りの1000万は税金と学費で賄われます。

国民の血税を使って訓練させてもらっている立場なのです。

感謝しなければなりません。

一方で就職し昇格後はとんでもない額の税金を納めることになりますが…

話が逸れました。(笑)

なので過去5年間の中でより多くの人を取っている会社は

学生を選択する権利が大きいということになります。

この順番はそう簡単に変動することはありません。

ここで注意が必要なのは

就職活動をする会社の順番は

過去5年間の実績とは言いましたが

入学年度ごとに定められており

自分の2年度前の実績に基づいて決定されることです。

各航空会社における就職割合

今回は航空大学校が出している資料を参考にして見ていきます。

独立行政法人 航空大学校 学校案内

航空大学校、過去5年の就活実績

学校案内の中の最後の方のページを参照にします。

この資料を参考にすると

1.ANA 全日本空輸

2.AKX ANAウイングス

3.ソラシドエア

4.JLJ ジェイエア

といった順番に就職活動を進めることになります。

また、航大が卒業までに就職活動を実施してくれるところと

そうではない所があります。

この表の中で航大の斡旋がないのは

HAC 北海道エアシステム

JAC 日本エアコミューター

RAC 琉球エアコミューター

SFJ スターフライヤー

SJO 春秋航空日本

WAJ エアアジア・ジャパン

官公庁(航空局、海上保安庁等)

です。

これらの会社は卒業後に自分でアプライする必要があります。

上記の航空会社に行くことは航大出身者にはチャンスが少なめになります

しかし航大生は青系の会社に就職したい人にとってはかなりチャンスにありふれています。

ANAとANAウイングスのどちらかに行く人が大半です。

あなたがもし赤系に行きたければあまりおすすめできません。。。

赤系はJALの破綻後に

就活が止まった影響もあり

かなり後ろの方に来ているからです。

JLJ ジェイエアは比較的前の方ですが。。。

また観察力の良い方は卒業者数を見て不安になられたでしょう。

一時期はエリミネート(退学)になる人が多かったです。

最近はそこまでではないので安心して下さい。

パイロットになるには大変長い道のりなのです。

まとめ

  • 就活の順番は過去5年間の採用実績によって決まる
  • 航大生は青系の会社に行きたい人にとってはかなり有利

コメント

  1. […] 航大生のちょっと特殊な就職活動! […]

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