今回は血圧を下げる方法を習慣・特効の二つの観点からお話しします。
血圧について
血圧とは血管を流れる血液が血管の壁を押す力のことです。血圧の値が収縮期、拡張期からどこに当てはまるか見てみて下さい。
上の表はWHOが出しているもので、1つの基準となっています。
また、日本高血圧学会は下記の詳しい資料も発表しています。
一般向け【高血圧の話】:こちらの資料は一般向けとなっておりとても理解しやすいです。
一方で航空身体検査の基準では
収縮期血圧160㎜Hg未満、拡張期血圧が95㎜Hg未満であり、かつ、自覚症状を伴う起立性低血圧がないこと。
と定められています。
ここで注意してほしいのは血圧は一定ではなく、姿勢の変化や検査前の行動、心理状態によってに刻一刻と変化するものなので、高かったからといってすぐに高血圧に分類されるわけではありません。
私は航空大学校の二次試験で3回くらい収縮期が160以上の値をたたき出し、とても焦りました。ですが4回目くらいで160以下の値を出して何とか血圧の正常範囲にもっていくことができました。(通常時は120前後)
血圧は緊張などで大きく変化しているのでその場で何度でもやり直させてくれたということです。
良くありがちなのは白衣高血圧という現象。
測定時に緊張していつもよりも血圧が上がってしまうというものです。
そんな時の対策法は
- 血圧は何度でも測定してもらえるという精神的余裕を持つこと
- 検査前に深呼吸を5回すること
の二つです。
え??そんなけ??
と思った人も多いでしょう。それだけです。
私は検査前に深呼吸を5回することで、測定前に高くなることが少なくなりました。嘘だと思って一回やってみて下さい。深呼吸をしないよりも低くなることが増えます。
生活習慣の改善
高血圧を促進する習慣をして知られているのは
- 過剰な塩分摂取(カップラーメンや外食は塩分が多い傾向にある)
- 偏った食生活
- 過度な飲酒
- 喫煙
- 運動不足
- 極度なストレス
- 不規則な生活
です。
若いときは高血圧で悩むことはあまり多くないと思いますが、上記の該当項目が多い人は注意が必要です。
まとめ
- 血圧は何度でも測定してもらえるという精神的余裕を持つこと
- 検査前に深呼吸を5回すること
- 生活習慣を見直し血圧を上げる習慣を徐々に減らしていくこと
の3つを意識して生活してみて下さい。
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