航大を目指す上で色々な予備校がありますね!!
今回はそれらを合格実績と価格という観点から比較していきたいと思います。
私が作った航空大学校一次試験対策の資料も参考にしてください。
予備校の種類
- パイロット予備校
- シアトルフライトアカデミー
- イカロスアカデミー
大きい所はこの3つではないでしょうか!?
今回はこの3つについて見ていきます。
合格実績
合格実績は以下の通りとなります。
イカロスアカデミーについては2018、2019年のデータが見当たりませんでした。
パイロット予備校 | シアトルフライトアカデミー | イカロスアカデミー | |
2019 | 86 | 0 | 6 |
2018 | 56 | 2 | – |
2017 | 53 | 0 | – |
これを見ると一目瞭然ですね。
パイロット予備校が圧倒的です。
これを見ると合格者の大半はパイロット予備校に通っている。
ということになります。
ちょっと疑わしいですね。。。
しかしながら実際に航大生の大半はパイロット予備校に通っています。
どんなカラクリがあるのかは後ほど話します。
合格実績のみを参考にすると通うべきはパイロット予備校です。
受講価格
今回は平等に2月から塾に通い始めたという設定で受講費を算出します。(入学金等すべて込み)
パイロット予備校 321,230円(+54,230円)
シアトルフライトアカデミー 345,800円(+78,800円)
イカロスアカデミー 267,000円(身体検査, 飛行適性検査含まず)
という結果になります。
料金の右側は最も安いイカロスアカデミーとの差額になります。
最も安いのはイカロスアカデミーということになります。
ただし、身体検査と飛行適性検査の料金が含まれておりませんので
相場は30万くらいになります。
かなり高いです。。。
大学生ならバイト代3ヵ月分くらいでしょうか?。。。
もう少し安くして欲しいですね💦
まとめ
合格実績と値段から判断した場合には
通うべくはパイロット予備校になります。
続いてそれぞれ予備校について
もう少し具体的に見ていきましょう!
各予備校について
パイロット予備校
パイロット予備校は2012年度から実績を上げているところです。
代表は谷誠さんです。
谷さんは航大の卒業生で、防衛大出身です。
何でこれをやっているんでしょう?なぞですね。
合格実績は先ほど触れたとおり
他の予備校と比較して圧倒的です。
このカラクリは2つあると考えます。
1.予備校勧誘の仕方
2.予備校生の合格率ではなく、合格人数で算出
1については
一次試験の会場。
二次試験の会場。
と毎回の試験ごとに集合場所にいるので
宣伝効果は絶大です。
(受験生や周りの人に迷惑を掛けることも多々あり)
ちょっと気持ち悪いくらいです。(笑)
そして広告の紙を作るのが正直うまいです。
2については
二次試験に行くと分かると思いますが
二次試験を受けている人数の大半は
パイロット予備校の生徒です。(一次試験終了後に通い始める人が多い)
しかし合格率は30%前後。
つまりパイロット予備校に通っているということは関係なく
不合格になっているのです。
それから二次試験の合格発表が終わると
合格者を集めて三次試験の講座を行います。
こうしたように合格者を集めているというカラクリがあるのです。
結果、合格者は多いということになります。
一次試験前から予備校の生徒のみの合格実績ではないことに注意しましょう。
パイロット予備校:パイロット予備校のホームページです。
シアトルフライトアカデミー
シアトルフライトアカデミーは2009年から合格実績があげられています。
代表は富村英郎さんです。
この方のキャリアはよくわかりません。
パイロットのライセンスを持っていることは確かだと思います。
航空大学校の合格実績はあまりよくありませんが
私立大学や自社養成、海上保安庁など
お金に関係なく
どうしてもパイロットになりたい人にとっては
良い選択肢だと思います。
就職進学率も8年連続で100%となっております。
(退塾する30%の人を含まない)
ここがキーポイントだと思います。
私立大学なら年齢も関係なく、何度でも受験できるので
何度も挑戦して合格になっている数字も含まれているのだと思います。
ただし、そうだとしても
第一種航空身体検査に100%の人が適合するということは
100%ありえないので
この退塾が具体的にどういった理由かということ
が重要になってきます。
シアトルフライトアカデミー:シアトルフライトアカデミーのホームページです。
イカロスアカデミー
イカロスアカデミーは2007年から合格実績をあげています。
開校は1990年で
航空関連の図書も多く出版されています。
代表は寺岡茂代さんです。
パイロットだけではなく
CAやGS、航空管制官の合格実績を持っています。
パイロット予備校が台頭するまでは
このイカロスが航大受験をする上で
最も選択されていました。
航空無線通信士の講座もされております。
しかし
航空身体検査や飛行適性検査は行っていないので
航大受験をする上で物足りなさは否めません。
良いところは
イカロスアカデミーが主催の模擬試験が
内部生2回、公開模試1回の合計3回あることです。
イカロスアカデミー:イカロスアカデミーのホームページです。
まとめ
ホームページとブログをざっとまとめると以下のようになります。
パイロット予備校 | シアトルフライトアカデミー | イカロスアカデミー | |
メリット | 受験生が多い | パイロットになる可能性は高い | 公開模試がある |
デメリット | 合格率が特別高いわけではない | 受験科目の専門家が教えるわけではない | すべての航大受験が網羅されていない |
どこを選んでも値段は決して安くないので
個人的には予備校はあまりおすすめしません。
お金に余裕があって通うとなればパイロット予備校です。
最も経済的で効率的な進め方
一次から二次までは独学で勉強します。
その際は過去問を中心に行い、
イカロスかパイ予備の公開模試を受けます。
二次試験の対策は永田町つばさクリニックを受診し
航大対策のための航空身体検査をやってもらいます。
三次試験からはパイロット予備校で
飛行適性検査の対策を行います。
この流れが最もお金を掛けずに
効率的に対策できると思います。
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