前回の続きです!
前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ!!
今回は大変なことについて、お話ししていきたいと思います!!
パイロットの大変なこと
大変なこと
大変なこともたくさんありますが、その中でも私が最も大変だと思うのは安全を絶対に守ることです。
それはなぜか?
まず面接などでもよく聞かれる“安全”の定義
に着目してみていきたいと思います。
安全とは①安らかで危険のないこと。平穏無事。平家物語7「かの夭逆にをかされて、四海鎮とこしなえにその―をえず」。「家内―」「旅の―を祈る」 ②物事が損傷したり、危害を受けたりするおそれのないこと。「―な場所に隠す」ㅕ6ㅊ’-
広辞苑
まあ良くわからないですよね、、、
安全については対義語の危険を使ってしか表されていないのです。
それだけに表現が難しいです。
ある危険に繋がりそうな事象が排除できる状況にないときに、それは安全ではありません。
そして、そのような状況を避けるため、または最悪の状況にしないために、パイロットはコックピットにㅁㅇ 6×#!乗っています!!
安全を守るために、身体検査Υや定期審査、法律、規定などのすべてが存在しています。
安全という抽象的なものに対して、日々地道な努力をし続ける。そして、安全であるのは当たり前であり、最低限のことなので誰からも褒めてもらえません。
ですので、安全に対する取り組みはゴールもなく、精神的に最も大変なことと言えるでしょう。
と少し暗い話になってしまったので、シンプルに考えることにしましょう!!
この本の著者ロルフ・ドベリ氏は、事業家でありパイロットライセンスを持っています!思考もスマートで、複雑なこともシンプルに考えるヒントを教えてくれるため、訓練中や訓練に入る前にはおすすめの思考法です!!人生が豊かになる気がします(笑)
すべての本がおすすめです!(笑)
飛行機のこともちょくちょく出てくるので、興味も引かれますよ!!
話が逸れましたが、私が思うに
安全を守るということは危険因子=インキャパシエーション、乱気流、激しい着氷、法律違反、エンジン不作動、ヒューマンエラーなど考えられ得る事態を避ける、またはコントロールできる範囲に収めておく。ということだと考えます。
上記の本の幸せなとは?という命題に似ています!
人生における幸せ≠お金がある、別荘を持っている、高級外車を乗り回す
ではなく
人生における幸せ=借金をしない、犯罪を犯さない、鬱病にならない
などです!詳しくは本を見てください!
他にも安全を守るために
・定期的にある身体検査をパスする(健康管理)
・定期審査のため、勤務時間外で勉強することが多い
・同じ審査に2度連続で落ちるとクビになる
と大変なことはありますが、それは安全を絶対に守るための因子にすぎません。
それだけに1フライト毎に安全に降りてこられたときの達成感は言葉になりません。
番外編
パイロットになる前となった後で最もギャップを感じたところ。(大変なこと)
・訓練は泥臭い
→パイロット訓練生ってめちゃくちゃかっこ良いですよね(笑)それだけでモテる気がします(笑)
しかし実際にやっていることはすごく地味です。今日の失敗について、考察して次に失敗しないようにします。できるまで地上でひたすらイメージフライトをする。びっくりするくらい泥臭いですよ。
・家にあまり帰れない(家族に会えない)
→若いときはとにかく仕事で旅行は最高じゃない?っと思ってましたが、ステイ先で旅行ができるほどの有意義な時間はありません(笑)
国際線は現地で時間はありますが、時差で辛かったりもします。
そして家族にも1ヶ月の半分くらいしか会えません、、、これが想像以上に大変だったりします。
「今の願いは、同じベッドと枕で一週間寝ること」だったりするわけです。
すごく平凡な願いで、パイロットとCA以外は叶えられそうですよね…(笑)
安全について
次回以降の記事で詳しく見ていきたいと思います!!
“安全について”は航大の授業でも会社でも耳が痛くなるほど言われます。
安全はどこまで追求しても足りません。
みんなで空の安全を守っていきましょう!!
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