面接でも使える?CPLを取る航大のメリット!!

航空関連
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パイロットは資格の職業です。

そしてその資格取得に必要な金額、時間は途轍もないものです。

今回はそんな高くて、時間もかかるのにCPLというパイロットライセンスを取るメリットについて、お話しします。

パイロットライセンス

パイロットライセンスは大きく分けて、PPL・CPL・MPL・ATPLが存在します。

どれもあまり聞き慣れない言葉かもしれません。

PPLPrivate Pilot Licenceの略で、日本語で自家用操縦士です。アメリカなどでライセンスを取ったりした、趣味で乗っている人たちの事を言います。

私立大学や自社養成は海外などで、まずこの自家用操縦士を取得し、計器飛行証明を取り、最後に事業用操縦士(単発→多発)まで取ります。

航大では自家用操縦士は取らずに、一気に事業用操縦士(単発→多発)を取得し、最後に計器飛行証明を取ります。

と養成場所によって若干、進み方が異なります。

ATPLAirline Transport Licenceの略で、定期運送用操縦士と呼ばれています。航空会社の機長になるために必要な資格です。

とざっくりではこんな感じです。

今回はCPLとMPLに焦点を当てていきます。

CPLとMPLの概要

CPLCommercial Pilot Licenceの略で、日本語で事業用操縦士です。所謂、プロパイロットはこのライセンスを持っており、大半の航空会社のパイロットはこのライセンスです。

一方でMPLMulti-crew Pilot Licenceの略で、日本語で准定期運送用操縦士と言います。この資格は比較的新しいもので、ANA、JALの自社養成パイロット訓練生がMPL(准定期運送用操縦士)のライセンスを取ることになります。

MPLはICAO(国際民間航空機関)で2006年に規定され、日本においてはMPLを発行できる権利を国交省にもらっている航空会社のみ取得できます。

ではMPLとCPLは何が違うのでしょうか?

簡単に言うとCPLは一人で飛ばすためのもので、

MPLは二人で飛ばすためのものです。ですのでMulti-Crewという単語が含まれています。

そもそもMPLは将来のエアラインパイロットの不足を懸念して作られており、訓練時間も短く、訓練中もcrewで協力しながら飛行機を飛ばす、エアラインパイロット特化型の資格です。

とこれだけ見るとMPLの方がよい気がしますね。加えて、お給料ももらいながら訓練できますし。。。

羨ましい…笑

ではお待ちかね!!CPLの絶対的なメリットをお話します!

CPLのメリット

CPLの絶対的なメリットは

ズバリ!!

パイロットとして安定的に働けることです!

どういうことか、わかりづらいですね。

これについては免許の管理形態の話をしなければなりません。

MPLには最大の弱点があります。

MPLは先ほどお話しした通り、国交省に認可された航空会社のみが免許を発行できます。そしてMPL(ANA)みたいな感じで、免許は会社の管理下にあり、他の会社ではその免許は使えなくなってしまいます。

つまり、会社がダメになったらパイロットとしても働けなくなってしまうのです。

JALが破綻したときは多くのパイロットは外資系航空会社に散っていきました。MPLだと、それも叶わなくなるのです。

と将来もずっとパイロットを続けたいと思っている人や将来的には外資系の航空会社も視野に入れている人にはCPLがいいでしょう!

だから航大でCPLを取ることには絶対のメリットがあります!!

また現在、コロナウイルスの影響も受け、自社養成の訓練は2020年3月から停止しており、いつ再開のメドも立っていません。

このまま行くと、採用されて訓練に入るのは少なくとも2年後になるでしょう

そうなると航大や日本で訓練をしている民間機関、私立大学が有利になるでしょう!!

まとめ

大手航空会社でMPLを取るのは経済的にはかなり助かるが、

パイロットとして安定して働くためにはCPLがオススメ!!

また、コロナウイルスの世界的な感染拡大の状況下にあっては、日本で訓練を受けられる所に行くのが得策です!!

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