宇宙が好きな人は宇宙酔いだったら耳にしたことがあるかもしれません。
今回はあまり耳にすることがない空酔いについてお話しします!
空酔いについて
空酔い=飛行機酔いとも言います。英語でAirsickと言うので空酔いと呼ばれています。
空に夢を志す私たちのような人のことも言うかもしれませんね。(笑)
症状としては
症状: 吐き気、目眩、頭痛、倦怠感など
です。これは訓練の初期課程でよく起こる現象です。
はじめてのフライトでクラスの3分の2くらいは空酔いを経験することになり、そのうちの半分は嘔吐物お土産を持ってくることになると思います。
大変ですね💦
とは言っても次第にこの空酔いもなくなっていくのであまり心配はしないでください!!
平均的には5時間くらい乗れば、空酔いはほとんどなくなります。
まあ気流がかなり悪いときは否応なしに酔いやすくなりますが…
最初のソロフライトまで20時間しか時間がない中で空酔いにあってしまうのは気が気ではないですね😭
そんな時は色々な対策があります!!
空酔いの対策
そもそも空酔いを克服できれば大体の乗り物酔いはなくなります。
ただし空酔いを克服しても船酔い(小舟)にはなってしまいます。
→揺れの種類が全く異なりますから。
ではそんなときのための空酔いの対策方法を見ていきましょう!!
てか空酔いも酔い止め使えばいいんじゃない??
インコちゃん!!なかなか良い質問だね!残念ながらパイロットは簡単に薬の使用は出来ません。そして薬を飲んだら医者に申告しなければなりません。
残念でした!!
では見ていきましょう!
空酔いの対策
空酔いは後席に座っている時に発症しやすいです。前席に座ると酔っているのも忘れるくらいにはアドレナリンが出るからです。
よって後席時に着目していきます!!
まずは基本姿勢ですね。意外とこれが大事だったりもします。
座席に座り、頭は正面を向いた状態であまり動かさないようにします。文字などは絶対に見ないようにしましょう。若干でも余裕があれば横の雲や空、山など景色を見るのも気を紛らわすのに有効です。
そして寝不足からも当然良くないので前日は7時間は睡眠しましょう!(準備が膨大なので大変かもしれませんが。。。)やはり疲れていると酔いやすいです。
それを踏まえて以下の対策があります。
- ・体幹トレーニング
- ・酔い止めグッズ持参
- ・水や氷の持参
の3つをやればかなり対策できると思います。
これでも対策できないとかなり大変かもしれません。ですが続けていれば絶対に空酔いも克服できます。続けることが最大の対策法です。
体幹トレーニング
体幹トレーニングは振動など微妙な姿勢の変化に対して有効です。実際に筋トレをしていた人はあまり空酔いになっていませんでした。
僕もその一人です。(体がバカになっているのもあるかもしれません(笑))
根拠となるような文献は見当たりませんが、データに基づいた結果有効であると判断します。
座学からフライトの期間に体幹トレーニングや筋トレを初めてみるのは良いかもしれません。
グッズ購入
- 飴
- ミンティア
- シーバンド
空酔いに聞くものは多くあります。
コスパを考えると飴が一番良いです。
え???飴って思われた方多いのではないでしょうか?
気持ち悪いときに口の中に物を入れると精神的にも結構落ち着きます。
この時に注意したいのは甘すぎる飴は逆に気持ち悪さを誘発するので、フルーツ雨やミント系の飴を持参する方が良いですね!
ミンティアも良いです!すぐなくなってしまうというのはありますが喋りやすく、何かあったときに詰まったりもしないのでお勧めですね。
あとはシーバンドです。
シーバンドって何?という感じですよね。
上の商品がシーバンドです。劇的に効くか?と言われると気休め程度ですが、乗り物酔いに効くツボを押さえてくれます。
水や氷の持参
この対策の中で最も有効で、コストもかからないのは水や氷を持参することです。
特に氷は気持ち悪い状態であっても口の中に入れるとそれを忘れてしまうくらいには効果絶大です!!
氷を舐めることで自律神経が整えられます。乗り物酔いは自律神経の乱れからも発生しています。
まとめ
パイロットは薬を簡単に服用できない。
フライト前の体調管理を実践した上で
対策として
- 体幹トレーニング
- 酔い止めグッズを持っていくこと
- 水や氷を持参すること
の三つがある!!
しかし最も重要なのは空酔いにあっても継続的にフライトを続けることです!!
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