よく聞かれるパイロットの将来性。
将来はAIに仕事を奪われる??
そしてパイロットは無職になってしまうのか?
今回はそのことについてお話していきたいと思います!!
現状
現状でパイロットを必要としない航空機(民間機)はこの世にありません。
それはなぜか??
結局、機械は壊れるものであるという大前提があるからです。
大切な命を運んでいるのだから壊れる可能性のあるものにバックアップとしてパイロットを乗せるのは至極当然のことです!!
しかし壊れない機械を作ることや壊れても安全が保証できるような機能がある航空機を設計できればパイロットは必要なくなるかもしれません。
とは言っても!!
まずはパイロットを0にする前に
パイロット2名→1名体制で飛行機を飛ばすことになるでしょう!!!
実際に香港の航空会社とエアバスでこんなことをしようとしているそうです。
安全性より経済性?エアバスとキャセイ、1人制パイロット検討 2025年導入目指す
個人的にはこれからも当分は2名体制でフライトは続けられるものだと思います。
それに経済性より安全性の方が重要です。
実際に事故が発生したらパイロットを半分にした経済性なんて吹き飛びます、、、
人はミスを犯すということから、パイロットは2人でそのヒューマンエラーを防ぐように機能させています!!
フェイルセーフ(フェールセーフ、フェイルセイフ、英語: fail safe)とは、なんらかの装置・システムにおいて、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全に制御すること。またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。これは装置やシステムが『必ず故障する』ということを前提にしたものである。
@Wikipedia
では次にエアバスとボーイングの飛行機について見ていきましょう!!
エアバスとボーイング
航空機製造会社の大手といえば?
そう!!皆さんご存じ!!
エアバス(欧州)とボーイング(米国)ですね!
この2つは設計思想が大きく違うということは皆さんご存じですか?
エアバス
エアバス!1970年に設立されました!!
A320やA350、A380などといった飛行機を作っている会社です!!
設計コンセプトとして、
人間はミスをするので、最後は飛行機が事故を防ぐように作られています!!
また「A320からA330へ」といった機種移行が大変しやすい航空機となっているため、近年需要増加が顕著となっています!!
サイズが異なるだけで中身はほぼ一緒です!
ユーザー向けの飛行機ですね~
ボーイング
ボーイング!!1934年に設立、戦前からある会社です!!
やっぱり最初に夢見た機体ってB747とかじゃないですか?!
最近はB737 MAXの事故などであまりパッとしないボーイングですが、そのうち大きく回復することを願ってます!!
ボーイングの設計思想として
事故を最後に防ぐことができるのは人間である!
という考え方がされています!
最近の動き
パイロットを半分にすることより先に各社が動いていることがあります。
それは脱炭素ですね!!
航空機のカーボンニュートラル実現へ 海外政府・企業から日本企業への高まる期待
また各社は下記のようなことを計画しています!!
SAF(Sustainable Aviation Fuel)とは動植物油脂や廃食油など「持続可能な原料」により製造された燃料のこと。
水素燃料に変えるエアバスに対してSAFに変えるボーイングは若干守りの姿勢な気がします。
(個人的感想)
っと話が逸れましたが!!
エアバスが最後はパイロットではなく、機械に頼る!っとなったのは他でもない、人間=パイロットはミスを犯すものだからという概念があるからです。
確かにミスは絶対に起きます。
しかしそれを最後にカバーするのはもう片方のクルーであれば、パイロットの人数も減らないですし、パイロットが0になることはありません!!
事故に陥らない「最後の砦」としてパイロットは飛行機に乗っています!!
まとめ
以上のことから!!
完全自動化?パイロットはいらなくなる??
→長期的に見たらAIのみになるかもしれない。
ただしフェイルセーフやツーマンクルーのコンセプトから、当分は現在の体制が続くように思われる。
今後の事故やパイロットの自己研鑽、技術進歩により、いつ頃変わるかが決まる。
私たちができることは「今の自分を磨くこと」です!!
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