航空大学校!一次試験の概要と対策!!

航大受験
この記事は約8分で読めます。

それでは航空大学校の一次試験について見ていこうと思います。

航大受験概要

試験科目は総合Ⅰ英語総合Ⅱからなります。

それぞれの配点は

総合Ⅰ 100点  英語  100点  総合Ⅱ 150点

ツグツグ
ツグツグ

ここから重要なことは何かわかるかな?

ボウシ
ボウシ

う~ん…総合Ⅱだけ得点が多いこと??

ツグツグ
ツグツグ

わあ~!!さすがボウシちゃん!!

総合Ⅱだけ配点が高いことが明らかだね!!

つまり総合Ⅱで如何にして高得点を採るかが合格のカギになるよ!

ツグツグ
ツグツグ

あっ!!それに付け加えて一科目だけ大幅に点数が低かったり、リスニングの得点が低いと足キリに合うという情報もあるけど、そんなことはないから心配しないで!足キリは存在しない!!ただ全体のバランス力は入学してからも必要になって来るのでさぼるのはダメだよ!!

ボウシ
ボウシ

そうなんだ~!!わかった!しっかり勉強頑張るよ!!

では続いて総合Ⅰから具体的に見ていきましょう。

総合Ⅰ

総合Ⅰとはどんな科目か?

この科目の対策はかなり難しいです。

内容はSPIに近いけれど、SPIをやってもほとんど点数アップには繋がりません。

そこで何をやるべきかというとWebテストで使われることがあるCAB・GABの対策本を使うことを主軸としましょう、

そして慣れてしまったら、頭ならしにSPIを解いてみることである程度の得点アップに繋がります。

50分という試験時間の中で50問解く

そしてその50問のうち、何問かは小数点第三くらいまで求めさせる、到底1分では解けない鬼畜ぶりです。(4年前の情報)

なので時間が大幅にかかりそうなら捨てることです。

高々度を高速で飛行する航空機を操縦する際にも、この取捨選択は求められる力です。

優先順位をつけて解いていきましょう!!

どの問題を解いても1問2点なのは変わりありません

そしてマーク形式なのでとりあえず塗りつぶしましょう。

こちらがおすすめです ↓

英語

リーディング

次に英語について見ていきます。

英語はリーディングとリスニングの2つからなります。

配点はリーディングが80点、リスニング20点とかだった気がします

→(すみません。ここ曖昧です。)

リーディングについては語彙、熟語、読解から構成されており、語彙も熟語も読解も航空関係の専門性が高いものが出るわけでもなく、至って普通の内容が出題されます。

時々、航空関係の話は出るものの、特に対策をしなくても読むことはできます。

英語の対策で難しいのは、長文読解です。

それはなぜか?

  • 過去問が著作権のため見れない
  • 和訳したものの採点を自分ですることが難しい

この2点があるからです。

私はこんなものを買っていました。↓

例年の難易度はこのテキストレベルです。

あと過去問を見る方法としては

こちらの参考書を見ることです。

こちらの本は最近の航空業界の状況と各パイロット養成機関の訓練状況、就職状況など多くの有益な情報が記載されています。

過去問は航空大学校に関しては2年分、記載されています。

それを見るだけでも何となく英語の難易度を理解してもらえると思います。

リスニング

こちらも対策が難しいです。

twitterなどを見ても言及されていますが、英会話が半端なく聞きづらいです。

たぶんCDに直接吹き込んでいるんだと思いますが、雑音も問題っぽくしゃべろうとしているのもあり、かなり難しいです。

対策するならBBCニュースあたりで十分でしょう。

総合Ⅱ

総合Ⅱの配点は150点です。(全体の内40%弱)

科目について見ていきます。

ジェシー
ジェシー

一般教養 6問

物理 9問

数学 10問

のトータル25問で、一問が6点という配点。一問一問が大切になってきます。

時間は90分あるので普通に解けば見直しまでできると思います。

総合Ⅱに関しては確実性が大事になってくるということです!

たとえ答えがあっていたとしてもこの科目もマーク方式になるので最後まで気を抜かず何度でも見直しましょう。

私は一年目にこの総合Ⅱの問題で2問マークミスをしてしまい、結果補欠合格の順位もギリギリで呼ばれませんでした。

たった1問が命取りです。

一般教養

一般教養は36点分あり、問題冊子の最初はこの問題から始まります。

内容は

航空ニュース 1~2問

一般気象 1問

一般時事 3~4問

全体を通してかなりマニアックな問題はなかなか出ません。出たとしてもおそらく答えられる人がほとんどいないので心配ありません。

航空ニュース

それぞれの対策ですが、航空ニュースは入手するのが難しく専門性も高いものが多いので自分で吟味してインプットを行う必要があります。

私が使っていたのはAviation wireというニュースサイトとパイロット予備校のメルマガです。

パイロット予備校のメルマガは、これを登録するだけなら無料なので良いツールになります。

ただしここで重要になるのは航空ニュースは1問程度しか出題されませんのでそれほど時間を掛けないように、サラッと見ておくだけで良いです。

一般気象

こちらの対策も1問しか出ないので中学の気象を復習するくらいで良いです。

イメージを持つのが難しい場合にはyoutubeで気象について解説しているものもあるので参考にすれば理解も深まります。

気象は基本的事項を聞かれることがほとんどです。

また気象の知識はフライトにも生活にも役に立つので基礎だけでもこの段階で固めておくと色々と生きてくると思います。

一般時事

こちらも情報が過多な現代、対策は難しいですね。

私は新聞を読んで、問題として出そうなニュースをノートにまとめていました。

大きなニュースが出る傾向にあるので、この1年で言えば

  • コロナウイルス
  • ノーベル化学賞に日本人が選出
  • 探査機はやぶさ2
  • G20 の大阪開催
  • 消費税引き上げ

この辺だと思います。

最近のニュースはすべてコロナウイルスに覆いかぶさるような状況なので新しく大きく取り上げられることもなければ気にする必要はないかもしれません。(あくまで個人の見解)

あとは私はこのシリーズもやっていました。

たまたまこれが功を表し、1年目で2問ミス。

2年目では1問ミスという結果でした。

実際にやってみた感想としては毎日新聞を求めるのは非効率で得点アップには繋がらなかった気がします。

この教材と毎月大きなニュースのまとめを確認していたことが高得点に繋がったんだと思います。

新聞の悪かったことは1日という短いスパンにあれだけの情報を詰め込まないといけない

つまり、情報が細部的なことです。

物理

出題範囲

気象,力学,熱力学,波動,電気と磁気等

かなり広いですね…

難易度についてはセンター試験以上、国立二次試験未満です。ですので理系出身者で物理専攻の人はかなり有利になります。

大学受験で使った教科書と問題集で、なんなく解けると思われます。

まずは一度過去問を解いてみて下さい!!

航空大学校の公式サイトで過去問はダウンロード可能です。

航空大学校 過去問

7年分あるので大体の難易度は把握できます。

こちらについても全てマーク方式です。

ただ、選択肢が多いので勘で書いても外れる確率が高いです…

解答時間はたっぷりとあるのでせめてある程度絞り込めるところまでは解いて下さい。

文系や理系だけど物理専攻でなかった方の中には物理に抵抗を持っている人も多くいると思います。

でも心配しないでください。

実際に同期の過半数は物理専攻ではありません

過去問に取り組む前に、まずは基礎を身に着けて下さい。

受験の問題自体は難しくないので数か月もあれば8割以上正解も可能です。

教材としておすすめなものは

公式から例題、演習とあるのでインプットとアウトプットがしやすく、問題の難易度も航大の一次試験に近いです。

星3つくらいまで解ける実力があれば大丈夫です。

因みに同期は物理のエッセンスで勉強したという人が多いですが、始めて物理を学ぶ人にとって、物理のエッセンスはやや難しい気がします。

一番良い方法は自分で書店に行き、自分自身が理解しやすそうなもの見つけることだと思います。

物理の教科書は、絵が多くイメージが付きやすいもの、問題数が多く次第に慣れる様にするものがあります。

理系科目の得点力アップに繋がりやすいのは、基礎をある程度理解したら、とにかく問題を解きまくることです。

また公式を暗記するのも良いです。

理系科目はアウトプット主体で取り組むのがおすすめです。

理想はインプットが3割、アウトプットが7割です。

一つ一つの科目をやって合格できるように頑張ってください!!

※力学と電気は参考書、問題集が分かれていることが多いの気を付けて購入してください。

数学

出題範囲

数と式・二次関数・二次方程式・三角比・三角関数・指数関数・対数関数・微分・積分・平面図形・ベクトル等

こ…これは範囲広すぎないか?…

無理だ。

そう思った人もいるでしょう。

内容としては数学Ⅰと数学Ⅱ・Bまで、数学Ⅲ・Cは出ません。

つまり文系・理系問わずセンター試験までの範囲でカバーできます。

難易度についても過去問を参照していただけると分かりますが、さほど難しいものは出題されていません。

数学についてはまずは過去問、その後間違えた単元、苦手な所を問題集で克服していくように心掛けて下さい。

私は数学は青チャートを繰り返し行うことで対策しました。

まとめ

  • 一次試験は総合Ⅱの対策が最重要
  • 総合Ⅰは優先順位を持って解答する(1問1分)
  • 英語の和訳の対策はしっかりとした問題集で、可能ならば第三者に採点を依頼
  • リスニングの対策は効果の期待値が低い
  • 英語・総合Ⅰについては全体でそれほどの差は生まれない
  • 物理と数学で得点を取ることが現実的
  • 理系科目はインプットが3割、アウトプットが7割を心掛ける
  • 範囲は広いが難易度はそれほど高くない
  • 合格者の半数は文系または物理未専攻

一次試験のボーダー

航空大学校!!一次試験のボーダーは!?

コメント

  1. […] 一次試験 […]

  2. […] 航空大学校 一次試験対策 […]

  3. […] 航空大学校 一次試験概要 […]

  4. […] 航空大学校 一次試験概要と対策 […]

  5. […] 航空大学校!一次試験の概要と対策! […]

  6. […] 【航空大学校】一次試験の概要と対策について! […]

  7. […] 航空大学校!一次試験の概要と対策! […]

  8. […] 【航空大学校】一次試験の概要と対策について! […]

タイトルとURLをコピーしました