今年度の受験生の方からコメントをいただいたので、令和3年の航大一次試験の傾向を考察したいと思います。(コメントをくださった方、ありがとうございました。)
今回は私が人づたいに聞いたことなので、あくまで参考程度にしてください、、、
令和3年 航大受験について
傾向
今年度は例年通りとは少し違った様子でした。
まず、一次試験の合格率を過去10年分遡ってみてみましょう!
一次試験 | ||||
入学年度 | 出願者数 | 合格者 | 合格率 | |
H24 (59回生) | 357 | 161 | 45 | % |
H25 (60回生) | 463 | 280 | 60 | % |
H26 (61回生) | 441 | 280 | 63 | % |
H27 (62回生) | 526 | 280 | 53 | % |
H28 (63回生) | 587 | 280 | 48 | % |
H29 (64回生) | 713 | 284 | 40 | % |
H30 (65回生) | 879 | 300 | 34 | % |
R1 (66回生) | 968 | 350 | 36 | % |
R2 (67回生) | 945 | 350 | 37 | % |
R3 (68回生) | 約1100 | 250 | 23 | % |
大きく変わったのはH30から入学定員が108名になったことです。そして、この年から一次試験の合格率が40%を下回り続けています。一次試験の通過の難易度は年々上がっているわけです。
その中でも今年は合格者数が250名と例年より100名近く減ってしまっています。合格率に関しては約23%となっていました。
次に上の表を図にしました。
H24は東日本大震災の影響もあり、定員が36名でしたので、イレギュラーではありました。そのデータを考慮せずに見ると、年々合格率が下がっているのがわかります。
今回の一次試験通過人数がやや少なめだったのは、新型コロナの影響もあって、病院側で身体を受けられるキャパが一時的に減ったのかもしれません。(予想です)
いずれにしろ一次試験通過の難易度は上がっており、航大側も一次試験(学力)重視型にシフトしている傾向が見てとれます。
受験者数が増えると、最初に大半を落とすことは入社試験でも学力試験でよくありますよね。数字で簡単に優劣が付けられて楽ですもんね。
ボーダーと平均点(予想)
では今回の一次試験を通過した方は何点(%)くらい取られたのでしょうか?
令和3年度は一次試験のボーダーで73%以上はあったようです。
こちらのデータを見るといつもより高い点数であることが一目瞭然です。
例年であれば一次試験の通過は210点(60%)あたり(定員72名+定員108名の最初らへん)で、全体の上位10%になるためには245点~256点(70%~73%)取れれば、可能な範囲でした。
しかし今回だと上位10%で70%後半、ボーダーで73%、、、
つまり例年よりも合格平均の点数が10%近く高いことになります。
10%ってことは、一次試験の総合点でいつもより30点以上高い値をたたき出しているわけです。
原因として考えられること
1.一次試験の通過率が減った
2.問題が容易になった
3.受験生のレベルが上がった
4.試験日程が延期になり、勉強に費やせる時間が増えた
が考えられます。
あくまで私の見解ですが、一次試験のボーダーの点数が通過人数の減少で上がることは考えられますが、上位10%の点数が例年よりも10%近く高いので、2と4の要素が大きいのではないかと見ています。航大の受験生はやる気がある方も多いので、特には4かもしれませんね。
まとめ
・一次試験通過の難易度が上がっている
・今回のボーダーは約73%
(私が算出した内容と大きな隔たりが見られるので、引き続き注目する必要あり)
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